代表取締役 清⽔ 仁
病院は医師・看護師・薬剤師・技師といった国家資格、それも独占資格を持った専⾨家によって運営されている組織です。それは換⾔すると病院という組織は我が国有数の頭脳が集まったスペシャリスト集団であるとも⾔うことができます。そんなスペシャリストたちに「コンサルティング」しようとする無謀者はどんな⼈間であるべきでしょうか。
MBAホルダー?それとも医療職からのスピンアウト?あるいは他産業・他業種の専⾨家?
私はどれも必要条件の⼀つではあるかもしれませんが、⼗分条件ではないと確信しています。⼤⼿の戦略総合コンサルティングファームであればともかく、私たちのような領域を限定した戦術(ミッション)コンサルティングルファームの場合はいくつかの戦術を成功に導くための触媒としての役割が強く求められていると定義しています。病院のような労働集約型産業での触媒といえば、もちろんコミュニケーションにおける触媒です。この課題に対して私たちは社会⼼理学や⾏動経済学、説得学や交渉学といった⼈⽂科学的⽅法論を元にして院内外で複雑に絡み合った既得権やしがらみを紐解いていくことが解決への第⼀歩だと確信しています。
そのためには技術論や科学的⽅法論の基礎は必要です、しかし、情緒的で情熱的な想いがなくては最終局⾯で⼈を動かすことはできません。
そう、「ガッツ(GUTS)」こそがいまの医療業界、そして病院経営のパズルを完成させるための最後のピースであることを強く実感し、私たちの社名にこのダサくて恥ずかしい⾔葉を選びました。
「GUTS」という名に恥じないくらい情熱的でありながらも、この暑苦しい社名に違和感を覚えてもらえるくらいインテリジェンスに富んだ戦術(ミッション)コンサルティングファームと皆さまにご認識いただけるよう常に努⼒し、成⻑を続けていきたいと強く、強く思っています。