Low-Cost-Operation(ローコストオペレーション)とは無駄な費用の発生を極力抑えた提案型業務活動を指します。広く民間企業でも採用されている考え方であり、経営上のあらゆる要素を分析しコストを適正化する取組みとなります。
医療機関のLCOでは医師や看護師といった医療従事者と事務職員との間で適切かつ建設的なコミュニケーションを取りながら病院全体で交渉業務にあたります。
そのため、第一に現状把握のため病院運営にかかるコストをまず徹底的に分析し、次に交渉戦略を立案・計画し、交渉担当者だけではなく院内全体の取り組みとしてLCO化を推進していきます。
LCOの成功には、統計学的なベンチマーク情報を過信することなく、病院全体のコンセンサスの上で取組みを進めることにあります。
医療機関・健診センター・介護施設などの受付担当職員、看護師、薬剤師など直接患者さんと接する職種の方々はトップレベルの接遇を身に着け、患者さんに対して適切なおもてなしを提供できるプロセスが求められています。
私たちの研修を通じて、増収のためのモデル構築を病院の方々と共に実行し、名実ともに「病院の顔」となっていただくことを目標にして
中長期的な経営改善につなげていきます。
また、接遇レベルを上げていき定着させていくために職員間のコミュニケーションが円滑であることリーダーがちゃんとマネジメントできていることが必須であり、形だけの病院の顔にならないよう人材育成を多面的に支援していきます。
医療サービスを百貨店や航空会社などの「おもてなしサービス」業と同列に考えるべきかどうかについては議論がわかれるところだと思いますが、 少なくとも「患者(様)が当院に満足していただいているのか」ということについては気にならない職員はいないでしょう。 「患者満足度調査」は、前年度比較して個別の点数が下がった上がったと一喜一憂したり、患者(健診受診者)からのフリーコメントで 「○○先生の態度が悪い」と個人攻撃する材料になってしまったりで終わっているのが現状ではないでしょうか。 データを単純集計するだけでは真実は見えてこないと考えています。 蓄積された「患者(受診者)のメッセージ」として捉え、回帰分析を行うことで「患者の本当の気持ち」を分析することが、この患者満足度調査には必要であると考えます。
リハビリ部門は余計な費用がかからない分、一見すると収益センターと考えられがちですが、ここでの利益最適化ができていないと病院全体の経営に悪影響をおよぼすことになりかねますので、機会損失を回避し標準的なリハビリテーション体制構築を目指します。
ベンチマーク等の価格情報はZOPAを作りあげるためにあり、それ以上でもそれ以下でもありません
ZOPAを使って目標設定したら担当医師の思想(哲学)を確認しておきましょう、この確認が漏れていると迫力の ある交渉はできず恫喝交渉をしなくてはいけません
ベテランになればなるほど自分の中で「相場観」が生まれます。しかし、相場観があることを逆手に取られてし まうこともあるので常に「この感覚はバイアスがかかっているのではないか」と自問するようにしてください
人は誰でもNOを言い続けるのは辛いものです、大きなNOを言わせることで小さなYESを引き出しましょう。
Door in the faceとは逆に、小さなYESを積み上げることで大きなYESを引き出すこともできます。